1001 説E)「その吸殻の溜まる場所」(小さな嘘が落とす経済への打撃)
Zの話は
・見えない所に捨てられる吸殻の対策と例え話
・「この1本くらいいいだろう」の吸殻の全量は
・人の習性は似ている。同じような場所(人)に。
・一人一人の小さな嘘の被害に膨大なコストが
A・B・Cへ
例えばこの国に
1億本のタバコが売れていて
焼却場に持ち込まれる吸殻は5000万本だとする。
そのとき街頭に落ちているものが目につき、政府が法律で街頭に灰皿を置き、街に落ちてるものはなくなった。
政治家は政策がとても評価され大満足です。
だが、俺は焼却場に持ち込まれる数が1000万本増えただけだと知っている。
後の4000万本は何処にあると思う?
あの駐車場の隅、あの道路の側溝、あのベンチの下…
人は割と同じ動きになる。
ズルい考えの人々ほど似ている。
君の家の敷地内が手入れされ、とてもキレイになっているとしよう、そこでタバコの吸殻を「俺の一本くらいいいだろう」と隠すように捨てる奴は大体ミンナ同じ場所なんだ。
そして その場所にはとても膨大な吸殻が溜まっていく。ニコチン濃度も。
(君の小さな嘘、小さなズルや、ナメた態度も、実は同じように「小さな大問題」であり、1つ1つが“これくらいならいいだろう”として、薄く広範囲に渡るとても膨大なマイナスを生み、…どことなく全体的に、何となくも感じてしまう「人付き合いの煩わしさ」だったりにも繋がっていくのさ。)
そう、4000万本とは、君の彼氏の
「オレの一本くらいなら」という数さ。
想像してごらん、君の知っているあの場所の、君が奴だったら捨てるであろうその場所に集中して溜まっているのさ。
(因みに俺は園児だった頃、パンのミミが嫌いだった。ある時、その俺の食卓の席の背後にあった食器棚の裏から大量のミミが発見され怒られたことがある。)
1001 説E)「その吸殻の溜まる場所」(小さな嘘が落とす経済への打撃)